いい時代のレアなOvationに出会いました。
初期のエリートです。
1983年~1984年までのエリートは、ボディーはAdamasⅡのもので、トップがスプルースだったんですね。
その後1985年からはボディがレジェンドのものに変更されてしまうこともあり、この時期のエリートが、木のアダマスと言われているんですね。
そう、こんなレアなギターが目の前に現れたのです。日本に2本だけ出て来たんですね。
それも、地元の岐阜で。ちょっと走れば、このギターを弾いてみることが出来るじゃん!
外観はまさに、木のアダマス!!この当時の素材も素晴らしくAAAAグレードのスプルースが使われていました。
最高のサウンド感でしたので、久々にギターを買って帰ってきてしまいました。
いやー、いいギターです。
この木ノブのトーンとボリュームです。やっぱり、この当時のOvationの作りと、このピックアップは、生のサウンド感がとてもいいので、
最高のバランスで鳴らしてくれます。

サウンド感ですが、まさに木のアダマス。弾いた感じでは、アダマスのカーボングラファイトのサウンド感よりも
より木のイメージが強い、もちろん、木のギターですからね。それでもアダマスサウンドに近いイメージです。

このジャック、これもアダマスの初期の仕様です。モノラルとステレオ。
1.3.5弦と2.4.6弦が左右に分かれるというステレオ仕様です。ストロークで弾けばいいのかも、とは思いますが、ライブでは
スピーカー近くの方は、全部の弦の音が聴こえないという現象が起こってしますので、これはレコーディングにいいかもしれません。
すでに40年経過しているギターですが、まったくアースノイズなどはありません。レコーディングに使えると思います。
この時代のOvationは実にいいですね。
なぜ、ラウンドバックなのか?といえば、ギターの弦の音が表の板で響いた音をラウンドバックで反射させて、
このエポーレットと呼ばれるサウンドホールに集めるということと、表の板も振動させて、表の板の振動+サウンドホールからの音でギターの音を作る
という緻密なOvation技術を感じることが出来るギターです。
1983年、1984年の2年間のみ作られたOvationの1537、エリート。
弾いてみると、この木のOvationの作りの良さと、高い技術と心意気を感じることができますので、
見つけたら、是非試奏してみてくださいね。
また、コンサートにも登場させたいと思います。