レコーディングに於いて、マイクの重要性はこのブログでも書きましたが、
このブログにはマイクのことはいっぱい書いていますので、サイト内検索をしてみてくださいね。
今、ボーカルのレコーディングにはノイマンのマイクは外せなくなっています。
その理由というのは、結局どれだけPCでのレコーディング、編集、プラグインが優秀になっても
マイクの特性というのを後から修正するほど難しいことは無いからなんです。
ノイマンの音は、どのノイマンのマイクをとっても、やはりノイマンなのはすごいです。
聞き覚えのある音に出来るんですね。
そして、今回使ってみようと思ったのが、このAKG(アーカーゲー)のC1000S。
実は、ひそかにコンサートで使えるコンデンサーマイクを探していたんですね。
RODEのS1とかも候補だったんですが、RODE特有の音があって、
うちで使うには、Tamikoさんのボーカルに合うかどうかというのがどうしてもあるので、
どうしてもやわらかな音が欲しいのですが、RODEは、クリアーなはっきりした声の方にはいいのですが、
少しハスキー系の声の方には、高域の一部が強くて調整が少し難しいので、AKGの方が断然使いやすいんです。
さらにコンデンサーといえば、コンサートで使うことを想定すると、
それこそ、ハウリングが連想されてしまいますが、カーディオイド、またはスーパーカーディオイドという
マイクの上部、たった1点からしか音を収録しない設計になっているため
コンデンサーでもハウリング対策がちゃんとなされているんですね。
AKGは、ノイマンほど奥行きがあるわけではないのですが、ハスキーな声の人に
とても使いやすい音でレコーディングが出来るので、場合によってはボーカル録りをAKGで録ることもあるんです。
そんなことで、このマイク。C1000Sですが、見た目はやはり楽器用だと思うんですが、
音を聴いてみると、いやいや、完全にボーカルに使える。
さらに、環境がどんな場所でも使える。もちろんファンタム電源でも駆動するのですが、そう、電池が使えるのです。
これは、今の現行品単三が2本ではなく9Vの四角い電池1つ。
ボーカル、楽器、いろいろな場面に使える、結構マルチ系のマイクではないかと思っています。
試せる機会がありましたら、ぜひお試しください。
ケースに入っています。
本体はこんな感じ。ハンドリングにも強い。

付属のカプセルを変えることにより、スーパーカーディオイドにもなる。(よりハウリングに強い状況になる。)
コンサートとかにも今後使いたいところですが、
コロナ明け??
まあ、ウイズコロナでも、配信でも使ってみたいと思います。