当ブログにて、制作風景はご紹介していたものの
配信、CDともにリリースとなっている、「箏」(こと)の弾き語りのアーティスト、
紫蛙-けろん-(むらさきけろん)さんの「晴好雨奇」についてご紹介はまださせていただいておりませんでしたので、
この場をおかりして、ご紹介したいと思います。
当レーベル、アートウイングレーベルよりリリースされておりまして、
リリース日は昨年の11月9日となりますので、早くも1年が経過しようとしています。
彼女は、大変珍しい、箏の弾き語りのアーティストです。
今回の作品は、箏の弾き語り、そのものを打ち出した、「どんなアーティスト」
ということがよく分かる、というコンセプトのもとに、制作を致しました。
箏という古典的な和楽器を使って、この若さ溢れる現代的感覚のアーティストとのサウンド的コラボがとても新鮮です。
レコーディング、ミックス、マスタリング等制作はすべて私、辻が担当しました。
レコーディングの様子はこちらのブログをご覧ください。
箏とボーカルのレコーディングには、箏のステレオ録音の後ボーカルを収録、という形と、箏と、ボーカルの同時録音など、
曲に応じてレコーディング方法も変更しながら収録しました。
箏のマイクの位置は、リスナーの耳がある一番近くということを想定して、セッティング。
そして、全11曲の音源が完成しました。
まるでライブを聴いているような感じの音源や、少し作り込んだ感のある音源やいろいろありますので、
そのあたりも楽しんでいただけるのではと思います。
ストリーミングでの配信もありますので、是非聴いてみてください。
紫蛙-けろん- 晴好雨奇
是非、珍しい、箏の弾き語り、紫蛙-けろん-さんのサウンド感を味わってみてください。
また、当ブログをご覧の方々は制作関係者の方も多いかと思いますので、
こういうレコーディングをすると、どんな音が録れるのか、そして編集はどうやっているのか?
いろいろ考えながらお聴きいただければと思います。
今回は、特に生のサウンド感を大切に制作をしております。
マスタリングも、通常はマルチバンドコンプレッサーなどをかけますが、今回はかけずに音圧を上げています。
ロックならしっかりかけたりしてマスタリングを行いますが、こういう弾き語りのサウンド感には
この手のプラグインはかけると、かけた跡が音源に残ってしまうことがよくありますので、
それは避けてマスタリングを行いました。
自然な印象を大切にしました。
是非お聴きください。
また、2020年11月より、紫蛙-けろん-さんは、東京にて活動を開始されるとのことです。
是非、生でお聴きいただければと思います。
よろしくお願いいたします。