時代は変わりゆきます。
新型コロナウイルスによる感染拡大防止活動は
音楽活動には、かなり向かい風という形になっています。
しかし、その中でも出来ることを考えようと思うのです。
この環境の中で、コンサート、レコーディングはどういう形が可能なのか、
省スペースで、短時間で、人手を必要としない方法とは・・
少しイメージしてみました。
まず、レコーディングですが、僕らの状況は、県外者がいると、レコーディングの場所を貸してもらえないという
状況が往々にしてあります。
そこで、場所もあまり無い状況の中、レコーディングなんて出来るの??と思うところですが、
できる方法を考えれば、何かと方法はあります。
バックのギターなどの音に加えてボーカルを録って、自宅に持ち帰り、それをPCに取り込んで編集、という形であれば
これがいいのではないかと思います。
TASCAM ( タスカム ) / DP-008EX マルチトラックレコーダー
はい、簡易的なMTRです。え!!こんなの使うの??って思うでしょう?
このMTR、何と、マイクもLRで付いているので、生録もこれ一台で可能なのです。
また、2ミックスした音源をこちらに取り込んでおき、ボーカルの録音も可能。
それと、メトロノーム機能がありますので、メトロノームを鳴らしながらギターを録る
そして、ボーカルを3トラックほど録って、
それを持ち帰って、PCのCubaseなどに取り込んで、テンポが決まっているので、
アレンジを後から加えることが可能なのです。そんな使い方ができる。
TASCAM ( タスカム ) / DR-40 VER2-J リニアPCMレコーダー 日本語メニュー表示対応
それと、ハンディレコーダー。いざというとき役に立つ。
何と、4トラックのマルチレコーディングが可能なのです。
極端な話、マイクのセッティングも難しいようなところでも、携帯でメトロノームを鳴らしながらギターを弾いて
その音に合わせて、これ単体で内蔵マイクでボーカルを録る。それを持ち帰り、PCに落とし、Cubaseなどで編集。
実は、このタスカムのハンディレコーダー、実に使えるのです。
ある東京のプロデューサーからの依頼でテーマの曲の作曲依頼があり、曲が出来上がり
どんな曲なのか送らなくてはいけないのですが、、
ボーカルの録音をする際、どうしても僕が名古屋に帰らなくてはならないので、
いつもの「できる方法を考える」という考え方でアイデアを出していたら、
まず、音源をmp3にして、Facebookのメッセンジャーに送る。
それを再生して、携帯の音をイヤホンで聴きながら、
タスカムのハンディレコーダー、DR05という本当に安価なレコーダーですが、この内蔵マイクでボーカルを録る。
それをギガストレージに保存してもらい、僕は、そのギガストレージにアクセスして
そのボーカルをもらう。
そしてこちらで簡易的にアレンジされたものとミックスして、送ました。何とか締め切りまでに間に合った!
その後、その曲が採用になり、
この簡易アレンジした音源とボーカルの音源をバラでほしいというご依頼。
バラして、wavデータ化してギガストレージに入れて送信。
その後、さらにこの曲をデュエットにしたいとのことで、あるプロボーカリストが東京のスタジオでレコーディング。
僕らのレコーディングはどうするんだろう??と思っていたら、
何と、このハンディレコーダーで録ったボーカルが採用されて、本チャンの音源が
スタジオで録った男性ボーカルの音源と、このハンディレコーダーで録ったボーカルがミックスされて、
プロのアレンジャーによって素晴らしいアレンジがなされ送られて来たのです。
このスタジオでの収録されたボーカルと比較しても、全く引けを取らないこのハンディレコーダーで録った音源のクオリティ!
これにはビックリしましたが、ハンディレコーダーのクオリティの高さはすごいと思った出来事でした。
そんなことで、いざとなったら、同じ方法で本チャンの音源にも使えてしまうほどのボーカルが録れる。
これは、このウイズコロナの時代に使わない手はない!そう思います。
そして、コンサート。
小規模ですが、音は最高のサウンド感。
ボーカルはくっきりと聴こえる、お客様にとっての特別感のあるサウンド作り。
アコースティックであれば、やっぱりこれ。
BOSE L1
当ブログでも何度も登場しているスーパー機材。
モニターも大きな卓も全く要らない。だけど、周りの180度にまんべんなく音を届けることが出来る今までの常識では
考えられない素晴らしい音飛びとサウンド感があります。
100人規模まではこれで十分行けます。このL1にはデジタルミキサートーンマッチのT1、今の現行品だと
T4、T8などという小さな卓が大変な威力を発揮します。
これはT1で、今では生産は終了していますが、リニューアル品で、T4、T8が出ています。
1人でライブをやる場合、この機材がすべてをサポートしてくれると言っても過言ではありません。
自己完結型音楽活動には、必需品と言ってもいいと思います。
やはり、コンサートを開くだけではなく、開いたら、良い音、言葉が聴こえる、などのお客様の要望を可能にする
機材が必須です。確実にコンサートの成果を出してくれる機材です。
また、コロナの関係で、さらに少人数でのライブの場合、また、10人ほどでのミニライブを行う場合は、
T1なども内蔵されたこれです。
BOSEのS1
何と言ってもデジタルミキサーのトーンマッチ(T1など)が内蔵。電源の無いところでも演奏可能。⇒バッテリー内蔵。
超小規模でも音飛びは素晴らしいですので、これが間違いないかと思います。
ストリートでもすごいサウンドで実現できるのではと思います。
ミニライブには、やっぱりこれがおススメです。
そんなわけで、BOSEとタスカムの宣伝みたいな記事になってしまいましたが、
なかなか使い勝手がいいですし、簡単な上に音が良いし、成果として素晴らしいものができる。
レコーディングでもコンサートでも大活躍できるというアイテムのご紹介でした。
是非活動の参考にしてみてくださいね。