アーティストという種類の人は、
何を目的にするか、ということでも違うとは思いますが、
ある程度高みを目指すと、どうにもならない「孤独感」というものが襲ってくる。
音楽にしても絵画にしても、表現する、ということについては
大抵がたった一人の思いというのが形になっているケースが多く、
特に、絵画、弾き語りなどのたった一人でオリジナルを作って表現する場合
その状況がほとんどかと思います。
自分というのものを信じることが出来るという人はほんの一握りで、
ほとんどいないと言っても過言ではなく
正しい、間違っているという概念じたい、この世界には無いはずなのですが、
お客様に受け入れてもらえない事実は、間違っていることをやっているのだろうか?と
自分を卑下したり、辞めたくなる人もいると思います。
ですが、自分の思いを自分で表現しているので、自分にとっては正しいことであれば
それはそれでいいと思うのですが、
1人でやっていると、その気持ちの切り替えが実に難しい。
どんなに褒められても、次にまた褒められる作品が出来るかはわからないし
偶然、この言葉が浮かんだり、このレイアウトが浮かんだりしても
次回それが浮かぶか分からないし、そもそもそんなことを話せる人もいない。
自分の思ったように行かない事実が、何故なんだ??と自分を追い込むことになり
さらに孤独感にさいなまれてしまいます。
音楽などをやっている人で高みを目指そうと思った人は誰でも経験のあることだと思います。
孤独感というのは、誰でも味わう一人前のアーティストの証と言ってもいいほど孤独感はつきものなのです。
そんな過程を経ながら、そして、次はどうするか、というのがとても重要なのです。
ここでこのブログの読者自身がどうか確かめてほしいのですが、
世の中には、アーティスト向きの人と、そうではない人がいるのです。
今まで述べてきた通り、孤独感に陥っても、表現しないでいられない人がいるのです。
正しい、間違っているなんて考えているよりも、言葉があふれ出てしまう。
歌わないではいられない、作らないではいられない。
表現方法が次から次へ出てきて止められない。
苦しんでも辛くても、目の前の表現方法をさらに研鑽していろんな方向を自分で模索する。
そんな人が、実は世の中にはいるのです。
アナウンサーは、話す人ですが、歌う人ではありません。
歌手は、歌う人で、話す人ではありません。中には話すことが主の歌う人もいますが。
あるラジオで実験が行われました。
ミュージシャンがニュースを読み、そのBGMでアナウンサーが歌を唄うとどうなるか?
結果は、ニュースはカミカミ、音楽はニュースが頭に入ってこないほどお笑いの様になってしまいました。
やはり、音楽でもそれぞれの立ち位置があるのです。
僕は、ステージのフロントに立つ人の場所は聖域だと思っています。
やはり、そういうことが出来る一握りの人が立つことが出来る場所だからです。
高みを目指して苦しくなり、辞めたくなってしまう、というのはあなたには合っていないのかもしれません。
苦しくても、やらないでいられない、そんな人こそがアーティスト向けと言ってもいいのかもしれません。
高みを目指して、さらにやる気が出る場所、それこそがあなたがいなくてはいけない場所なのだと思うのです。
たとえば音楽の世界には、作詞、作曲、歌以外にもいろいろな仕事があります。
音楽制作をするレコーディングエンジニア、ミキサー、マスタリングエンジニア
出来上がった曲をどう聴かせるかを作り上げるアレンジャー、
この曲はどの楽器を持って来て、どんな感じの曲に仕上げるのか、誰に、どんなシチュエーションで届ける曲にするのか、
予算組みなども考える制作責任者というべきプロデューサー、
今では事務所だって自分で出来るし、イベントを組むことだってできる。
ネットを巧みに使い、マーケティングの勉強をするといろんなことが出来るようになります。
そんな裏方的な活動というので水を得た魚の様に活躍する人もいます。
あなたの向いている音楽との携わり方を考えてみるといいと思います。
他にもこの様な記事も書いていますので、ご参考にしてください。
アーティストというものは、自分の中にしかないものを形にしますので、
孤独感はお友達のようなものと考えた方がいいと思います。
しかし、それが苦しくてたまらない、やめてしまいたい、などと思うのでしたら
あなたには別の音楽との携わり方があるはず、というお話です。
PS:あと、リスナーの方々の意見というのもあるかと思いますが、
アーティストは、リスナーをリードする立場にありますので、考え方も活動方法も表現方法も
どんどん変わって行っていいと思います。
逆に、リスナーの意見を聞きすぎて、このまま動けなくなってしまってはいけません。
どんどん変化していきましょう。
地域から日本、世界へと視野を広く持ちましょう。
チャップリンが言っています。
人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である。
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