アーティストとプロデューサーの立ち位置や関係とは

今回の記事は、音楽制作の上において、アーティストとプロデューサーの関係とは

どういう関係がベストなのか。

僕らの経験も踏まえて書いてみようと思います。

プロデューサーと音楽制作をするとき、特に有名プロデューサーであればあるほど

アーティストが陥りがちの問題について語ってみようと思います。

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プロデューサーという仕事は多岐にわたるので、プロデューサーについては別途記事を書いておりますので、

そちらをご参照ください。


今回は、アーティストをプロデュースする場合、アーティストとプロデューサーの関係に特化した記事として

ご覧ください。

僕らもプロデューサーという方と仕事をすることもあるのですが、

アーティスト、プロデューサーの立ち位置というのは、一番陥りがちなのが

アーティストは、「僕らの前をプロデューサーが道を拓いてくれる」というもの。

これが大変な間違いでありまして、

どこまで行っても、アーティストが道を拓いて行くのです。

そして、その道を拓く方法について、アドバイスをくれるのがプロデューサー。

よくあるのが、「このプロデューサーがついてくれたから、もう何も考えなくてもプロデューサーがやってくれる!」

という大きな勘違い。

逆に、プロデューサー側が、アーティストに、「これからどうしたいのか!」「何をしたいと思っているのか!」と訊いても

「うーん、分かりません」では、せっかくプロデューサーがついてくれているのに、

どう動いていいのか、これではどうにもなりません。

どこまでも、アーティストとプロデューサーは対等な立場でありながら、

方向は、アーティストが示さなければなりません。


よくある話で、「アイドルをこう売り出したい!」という事務所の考えがあり、

その事務所の意志をプロデューサーがプロデュースするというもの。

こうなると、事務所の意志を実現しようとプロデューサーが動くので、

本人たちは、あまりどう動くかどうか、というのはあまり反映されなかったりしますが、

こういう動き方で、アーティストはプロデューサー任せになってしまうということがあるのかもしれません。

しかし、これは、ごく一部の話。

アーティストがどうしたいか、しっかり意志を持ち、方向を示さなくてはなりません。

例えばですが、自分があるアーティストのファンであるとすると、

当然、そのアーティストの歌を聴き、人生に感銘し、生き方まで知りたいと思うのであり

プロデューサーの歌を聴きに来たわけではないので、

ファンとしては、プロデューサーが付くと、大きく変わってしまうのでは??

本当のアーティストらしさが失われていくのでは?と不安になるかと思います。


たしかに、プロデューサーが付くと「変わる」ことはあるかと思います。

しかしそれは、決してプロデューサーに変えられたものではなく、

アーティスト自身で納得して、2つの方向のうちの1つを選んだから、こうなった、という

根拠がないといけないと思います。

ファンは、アーティストが自分で納得して、この道を進んでいるんだ!とここも感じ取るわけで、

やらされているのでは、せっかくプロデューサーが付いているのに、ファンにとっては

うすうす舞台裏が透けて見えてしまう感じになり、魅力が半減になる場合もあるのです。


僕らもいろいろな経験をして、今ここに居ますが、

ホントにやってみないと分からない、という部分も多かったので、これからこの道を進もうとする方々に

参考になるかと思い、この記事を書くことにしました。


どう進むか、アーティストであるあなたは、はっきりと言葉で言えるようにしておきましょう。

正しい、間違っている、いろいろな声があっても、

どうなりたいのか、どういう方向性を目指すのか、どんな曲の方向性がいいと思っているのか!

音楽の世界には、間違っているという方向はほとんどありません。

勇気を出して、自分を信じましょう。

分かりません、と言わないように、今から準備をしておいてください?


あなたは、あなたというアーティストとして、どういう方向に行きたいですか?

具体的に答えられるようにしておきましょう。



by artwing | 2020-06-09 21:07 | 40歳以上の音楽スタイル

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