アコギの弦高設定と生音の関係について

3月6日、再び、岐阜の可児市、K.YAIRIギターさんへ。

再度、DY-41の調整にお伺いしました。

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また、リペア担当、松尾さんにどっぷりお世話になってしまいました。

生音のサウンド感の調整と、LR.BaggsのAnthemの各弦のバランス調整でした。

特にピックアップからの出音。これが、かなりデリケートで、サドルを何度も作り直していただいたり、

そこに少し裏にテープを張っただけで、かなり大きさが変わったり超微妙な調整となってしまい、これだけで凄い時間がかかってしまい、

お手数をおかけしてしまいました。

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なぜか、6弦が大きくて、4.5弦が小さく、という状況続きましたが、松尾さんの苦労の末、何とかいい感じに収まってきました。


生音につきまして、東京で買ってきた当初は、6弦12F上で弦高が3mmあって、ガンガンに鳴りまくっていたのですが、

先日の調整で、12F上で2.5mmに下げてもらいました。

ちなみに、当ブログをご覧になる方はアコギとか好きな方が多いかと思いますので、ご存知のことかと思いますが、

弦高というのは、12Fのフレットの一番上から、弦までの間の長さ。

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ヤイリギターさんの出荷基準というのは、6弦で2.5mmなんだそうですが、この弦高に調整してもらったら、確かに操作性は格段に上がったのですが、

ガンガンの鳴り、倍音というのが出なくなりました。

ちょっと、立体感が減って少し、音量も少し減った感じ。

弾きやすいんだけど・・・・・・・という感じなんですけどね。

ということで、今回、サドルを作り直してもらって、6弦側の弦高をまず、2.7mmに0.2mmだけ上げてもらったんですね。

すると、当初の立体感、倍音が復活してきて、さらに操作性も兼ね備えて、とてもいいサウンド感のギターになりました。


ということで、このブログ記事では、是非、あなたが弾いているギター、自分の納得できているサウンド感に調整出来ていますか??という事なのです。

弾きにくいから、弦高下げたら、あれ???音が小さくなって、ちょっと面白さが減ったような??

ということがあれば、ほんの数ミリ、弦高を上げる設定を、ギタービルダーさんのところに行ったり、ショップに行ったりして

調整してみてください。

生音がビックリするくらい変わりますよ。


僕のギターでギタービルダーさんのギターはTruthのTN-35がありますが、

これも、ちょっとビルダーさんのところに行って、弦高を2.7mmに設定してみようかな??

生音、変わりますからね。

是非、あなたもやってみてくださいね。




by artwing | 2020-03-07 17:18 | 40歳以上の音楽スタイル

雅音人の辻が語る、40代以上の方々に送る、質感にこだわる人生のススメ


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