2011年のいのちのうたの制作風景からの写真。わ、髪の毛長い。
僕もたくさんのギターを買って売ってを繰り返して、1989年にこのMartinD35を新品で購入しました。
僕にとってはMartinはとても特別な楽器で、ミュージシャンは、ギターの最高峰としては、Martinという風に言われていまして、
一つの夢の実現でもありました。
たしかにしかし、初めから30万円以上のこのMartinを買うということができれば、確かに、それまで買ったギターを買わずして
このギターがあれば、散財は無かったといえばそうなのですが、
初めからMartinを買うことが出来るといえば、初めからお金持ちの人であれば可能かもしれませんが、
まず、そういう選択肢が無いと言ってもいいでしょう。
それはなぜかと言えば、ギターを初めて買うという段階では、ギターの音の良さというのが全く分からず、どの音が自分の好みなのかも
自分ではわからない状況なわけです。
ましてや、Martinの良さなんて全く分かっていないですし、そもそも、これから先、ギターを何年も弾き続けていられるか、という自分自身にも不安があるわけでして。
さっき、散財と書きましたが、初めて買ったギターから、自分の音というのが分かるまでに何本もギターを買い続けるわけですが
それは、散財ではなく、そうしないとギターの音、というものを自分自身が分からなかったわけで、いろんなギターを弾いて初めてMartinの良さを知って
Martinを買う。音楽に身をおくというところまで行ってしまうと、これは、本当に勉強だったわけですね。
これこそ本来の形であるということであれば、Martinを買うまでに何本もギターを買って売ってを繰り返してたどり着くというものではないかと思います。
今回は、Martinという自分の経験から書きましたが、Gibsonでも、Ovationでも、Yamahaでも自分のこれだ!と思えるギターが登場するまでに
何本も弾いてみてたどり着くものだというわけです。
ギターの音の良さ、これは、人それぞれ感じ方が違いますし、見た目もこれが好きというのも人それぞれ。
とはいえ、いつまで経っても、ギターが欲しくなる病は治らないんです。
以上
こんなことなら初めからMartinを買っておけばよかった!!と言っているあなたへ、でした。
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