デジタルとアナログ、これからのメディアというのはどちらなのでしょうか?

デジタルとアナログ、デジタルの代表選手は、CD、アナログの代表選手は、レコードではないでしょうか?
確かに、デジタルで聴く音と、アナログで聴く音、何かが違う。
一体何が違うのか???
●デジタルとアナログの違い
◎デジタルでは、音が箱に入っていて、その箱が少しずつの隙間をおきながら並んでいて、その箱が音の粒。密度が高くなるとその箱と箱の隙間が狭くなる、という感じ。
0と1という形で音があるところと無いところがはっきり分かれるので、処理がしやすく加工もしやすいが、リスニング的には、音と音の間に隙間があるために、聴いた感じが自然ではない。人間の耳で聴こえないところは音が無いという状況になっている。
◎アナログでは、そもそも、箱に入っていない音の粉の山が、粉のまま曲の長さ分ずらっと積み上げられたイメージ。音と音の間に隙間が無い。音の隙間が無いために、音の加工が難しい。処理も難しいが、リスニング的には、自然界にある状況で音に切れ目が無いため、自然。人間の耳で聴こえないところにも音がある状況になっている。
もっと分かりやすく言うと、音をダビングする、というときの処理の仕方の違いで、はっきりとするかも知れませんね。
●処理の方法の違い
◎デジタルでは、音のあるところから、別のところに音を移すという作業をするには、その並んでいる箱を持って移動する、1だったところが0になる、というわけです。
もちろん箱を移動するだけなので、音の劣化はない。
◎アナログは、音の粉が箱には入らず、粉のまま山となって積み上げられている、という訳ですので、移動するにも、ほうきなどで掃いて移動するという形。元あったところにもどうしても移動しきれないものが残ったりする、ということは、移動した先の音が移動しきれなかった分は欠落している形になるので、音もダビングしたらしただけ劣化していく。
デジタルは不自然だが処理がしやすい。
アナログは自然だが、処理がしにくい。
とはいっても、デジタルの不自然さというのは、耳に聴こえない範疇での不自然さなので、聴こえない以上問題ないはず。
ということなんですが、リスニング上、何か違う。
デジタルは、綺麗だが、綺麗すぎる、冷たく感じる、無機質感がある、
アナログは、レコード、カセットテープなど、針、またはヘッドと呼ばれる読み取り部分が読み取るので、物理的なノイズもあるが、人間的なノイズで、温かみを感じ、有機質感がある。という違いというのがあり、
昨今ではリスナーの中には、このデジタルに対して、飽きが来ている、ということがあり、レコードの良さを再認識して、プレイヤーやレコードを探し求めたり、カセットが再燃していたりする現象が現れてきました。
ソニーミュージックでも、レコードを再度作り出したというのも話題になりました。
●40歳から楽しむマニアック的人生的な、未来を予想するなら。
デジタルはさらにデジタル化が進み、メディア自体がなくなって行く方向だが、CDは残る。
アナログは再度認められ、レコード、カセット商品が続々と出現。
という方向ではないかと考えられます。
制作側から言うと、
デジタルは、メディアを制作するコストと時間が安くて短い。
アナログは、特にレコードを制作するコストと時間が高くて長い。
●メディア制作にかかる費用と時間(500枚)
CD制作のプレス費用を考えると、一般的には8万円前後というところでしょうか。
約2週間で出来上がってきます。
レコードはまたプレス業者が出て来ていますが、
レコード制作、プレスとジャケットで、約20万円前後
約6週間で完成。
ということで、あまりにもコストの差がありすぎる、という現状です。
マニアック的人生を送る人は、きっとレコード、という選択なのでしょう。
しかし、今や、飽きが来ているといっても、ipod、apple musicなどが台頭してきている配信のスタイルもさらに加速して行きそうですが、
ある程度の年齢を重ねたの方々は、かならずモノとして持っていたい、という思いがありますので、CDも無くならない。
音にこだわる、リスニングルームで聴きたいという方が今後増えて、レコードも増えて行くがCDをしのぐのはコストからみても難しい、
さらに配信も拡大化という流れ。
リスナーが選べる選択肢が増えるということだと思います。
制作側から言えば、レコード制作を考えると、この状況から見て、デジタルで制作して、レコードにプレスという流れになるのでしょう。ここまで来て、制作方法もアナログになるとはまず考えられないですから。
悩ましいところですが、
あなたも、最近売り出してきた、レコードプレイヤーを手に入れて、レコードを聴き、またCDプレイヤーでCDとレコードを聴き比べてみてください。
何がどう違うか。
あなたには分かりますか?????
以上 デジタルとアナログ、これからの未来予想!!でした。
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