雅音人の制作日記

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雅音人の日々の制作風景をつづっていきます。

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YAMAHAアコースティックギター LD-20入手

以前に、YAMAHAは、FG-150ってのを持っていたのですが、GibsonのJ-45(1991年)を入手する際に手放してしまいました。
なかなかいいギターでしたけど、ってことで、
FG-180の1970年、1971年のがj-guitarのサイトによると、江南市のスタジオエムさんというところに、バッチリに調整されて10本近くあるみたいな情報を入手。

何とか見たい、弾いてみたい。そんな衝動にかられていまして、先日、6月5日の金曜日に電車を乗り継いで
江南駅の手前、布袋駅で降りて、スタジオエムさんに行ってきました。

まずは、FG-180の赤ラベルを弾いてみたかったので、弾かせてもらいましたら、さすが、鳴らすための合板仕様。スプルースを薄く2枚の貼りあわせ。木目をずらすことによって強度を出して、表板を薄くできるというYAMAHA独自の合板。
よーく鳴っていました。ずーーっと弾かせてもらっていたら、耳が麻痺してきた。もう少し時間を置いて弾いてもらえませんか?とのことで、別のギターを弾こうと思い、LDと書いた、近くにあったYAMAHAのギターを手に取る。

これがなかなか奥行きがあって、パワフルな鳴りをするギターでして、
ちょっとかなりびっくりした。
これだけの音量があるのに、5万円台。

結局、たまたま弾いたこのギターがあまりにも良いので、入手に至りました。

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正面がLD-20で、右側がFG-180です。

このLD-20は、LDシリーズというもの自体が短い期間だけ作られたレアもののギターでして、
YAMAHAのヒストリーにも出てこない。
LDシリーズの制作期間は、1990年から1994年まで。
LD-20は、1991年のカタログに、Newとして出てくるので、LD-10とLD-30の後発として、1991年発売と想像できる。

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シェイプは、YAMAHAのジャンボタイプ。ドレッドノートとも少し違いますね。

トップがえぞ松単板です。

サイドバックは、バリサンドルというインディアンローズウッドの別名として呼ばれていた名前が書かれています。
バックはスリーピース。

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ネックの状態もかなり良い感じで、カタログによると弦は、カスタムライト仕様らしい。

Top:えぞ松単板
Side&Back:パリサンドル
Neck:マホガニー/エボニー指板
Bridge:エボニー
Nut Width:44mm
Scale:651mm

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ネックは少し太めですが、僕は此のぐらいの太めの方が弾きやすいんですね。

ということで、かなりうるさいくらい鳴る奴であります。

先日、風待茶房でも弾いてしまいましたが、
1981年の長渕剛ライブで出てくる、暗闇の中の言葉という曲で弾かれているギターのサウンドそっくりです。

その当時はもちろんこのギターではありませんが、
当時のLL-31Aだと思いますが、LLシリーズの初期の名機にサウンドが似ています。

その理由がどうしても分からなかったので、YAMAHAさんに電話で聴きました。

すると、このギターは、LLシリーズのサウンドを踏襲するために
ブレーシングをスキャロップにしてあるとのこと。
簡単に言えば、力木をえぐってあるんですね。力木ごと鳴るような設計なわけでして、
それと、低域、高域と鳴り方を変えるために
低域側の向かって左側、高域側の向かって右側のブレーシングを左右非対象にしてあって低域は低域が響くブレーシング、高域はきらびやかになるブレーシングとしてあるとのことでした。

なかなか恐るべき国産ギター。

初の日本製のギターを発売したのもYAMAHAですが、この当時の安くても良い作りのものを弾くとびっくりさせられてしまう。

なかなか素晴らしいギターです。

このスタジオエムさんの調整も素晴らしいと思いますね。

そんなわけで、生ギターなので、雅音人のコンサートにはあまり登場しませんが、僕一人の時には持ち歩くかもしれません。

これからもこのLD-20、サウンドを聴いてやってくださいね。
by artwing | 2015-06-17 06:53