雅音人の制作日記

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雅音人の日々の制作風景をつづっていきます。

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Ovation Super AdamasとAdamasⅡの違いについて

このタイトル、adamasファンの方には、とても興味深いかもしれませんね。

僕は、現在は、Tamikoさんのアコギストってことで、雅音人の音楽活動を早14年という月日が経ちました。
当初は、僕も歌っていたのですが、
今は、専らギターを弾いたり、ハーモニカを吹いたり、レコーディング、PAのエンジニア、チラシ作り、CD制作関係、などなど、縁の下の力持ち的な活動をやっていますが、
これが、一番合ってるかな?と思っています。

僕がギターをはじめたのは、中学を卒業してすぐのこと。親戚のお兄さんからギターを貰ったのがきっかけ。

高校生のころ、Adamasという名前のギターを知って、値段にビックリ。
Super Adamasで、定価1008000円。
AdamasⅡで、約600000円

こんなのは到底手に入らない代物として、あきらめていたのですが、
2011年の6月、アコバトル足助で、ソロでもって歌ったのが何かの引き金で、またこの夢を追うことになった。

調べてみると、いろいろな事が分かってきた。

ギターショップメイヤの待田さんなどにも色々聴いて、面白いことがいっぱいある。

僕は、以前、1997年ころに、AdamasⅡを購入。夢のAdamasだ!!と思って、この特徴的な容姿に惹かれて購入したのですが、
サウンドといえば、全く別物。

あの憧れていたAdamasサウンドとは、全く違うものでした。

で、ついに2011年、その1981年の年代のドンズバのAdamasⅡと出会い、購入!!

やっとあのサウンドに出会えた感がありました。

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このAdamasⅡをずーっと弾いているうちに、Adamasのサウンドに耳が慣れてくるんですね。


で、今年に入って、少しだけ、このAdamasⅡに弾きにくさを感じてきていたんですね。
ネック幅が少しだけ細いので、指はしっかりと正確に押さえないとちゃんとした音が出ないというギターですので、かなり簡単なコードでもなかなか気楽に弾けないんですね。


で、丁度、安城のギターショップメイヤさんに、1981年のSuper Adamasがあるので、それを弾いてみると
これが、とんでもなく弾きやすい。これはネック幅と、ネックの角度によるものらしい。
それと、Super Adamasは弦のテンションが低い設計になっている様で、軽く押さえてもしっかりと音が出る。
これが、
音が柔らかで、キンキンしない。

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結構Adamasのサウンドになれて来たこともあって、良く耳が聞き分けられるようになってきたみたい。

で、このあたりで、adamasⅡと、super adamasとの大きな違いというものを感じる様になったのであります。

いろいろ列記していきましょう。

★音量について
音量は実は、あまり変わりません。この1970年代後半から1980年代初頭のころのadamasは、
両方ともに、大きなサウンドでありまして、現在の生産されているものとは、全く別物で、現在は、生音はあまりでない様に感じていますが、
この当時の音量というのは、生でも十分の素晴らしいサウンドです。

★音質
これは、よく弾き込んで耳が慣れてくると、よく感じることが出来るようになります。
adamasⅡ
この当時のadamasⅡは、爆音的に、サウンドも暴れている感じですね。丁度、マホガニーのギターの良く鳴るものとよく似ています。
ギャーンっていう感じですね。キンキン来る感じもありますが、特徴的なサウンドです。

super adamas
これが、不思議と、同じカーボングラファイトで出来たギターなはずなのに、個性が全く違うのです。
サウンドは、とても落ち着いていて、攻撃的なところがありません。
深みのある、カーボンと、木がドッキングしたイメージの、とても優しいサウンドです。
どうも、このサウンドはブリッジの構造によるものも大きい様です。
super adamasと、adamasⅡ、ブリッジをよーく見ていただきますと、構造が違います。
これ、相当サウンドに影響を与えているとのことです。
ブレーシングも違うらしいですが、どう違うかまではよく分かりません。
この音が、1983年までのトップの厚さが変わる前の初期型のサウンドですね。
同じ初期型のadamasⅡとは、全く別の個性です。見た目は非常に似ていますが、別のギターと言うことになるでしょうね。
それと、このヘッド。
当然、super adamasの方が容積があるのですが、これは、サスティーンに影響を与える様です。
容積が大きいほど、サスティーンが伸びるのだそうです。

いろいろなところが音に影響を与えているということが分かりますね。


★操作性
adamasⅡ
ネックが少し細いんですね。それと、弦のテンションが少し高め。
ネックが細いので、弾きやすそうに感じますが、実は、弦と弦との間も狭くなるので、どうしても指の押さえ方が厳しくなるのですね。
ちょっと爪が伸びてくるとすぐに弦に当たりそうになりますから、要注意。
指が細くて、手の小さい方には、オススメな感じもします。
しっかりと弦を押さえないといけないという感じ。
これは、ネックの接着の角度にもよるそうです。ほんのちょっと、super adamasとは違う角度でネックが本体と接着してあるとのことで、
それが、このテンションを生んでいる様です。


super adamas
adamasⅡがそんな感じなのですが、super adamasになると、この操作性のあたりが全く違います。
まず、弦のテンションがあまりかかっていない状況になっています。
それと、ネックの幅がadamasⅡと比べると、少し広いので、指が弦に当たるということはほとんど無く
非常に操作性に優れています。
これが、微妙なネックの角度の影響だそうです。


★ピックアップ
この年代のadamasや、adamasⅡは同じピックアップなんですね。
全く生音をそのまま出力するようなスタイルになっているのですが、
面白いことに、ovation独自のピックアップシステムである、ステレオ出力というのがあります。
これが、
ステレオジャックで、出力すると、何と、135弦、246弦が右と左に分かれるというシステムです。

これは、面白いのですが、どうしても、ベース音である456弦が左右に分かれるのでどうも違和感がある感じがありますね。

実は、このピックアップシステム、
話によると、Takamineのパラスティックピックアップシステムの技術を導入しているらしいです。
一弦、一弦を個別にサウンドを拾うということで、こういうシステムが出来たということですね。


ということで、
1008000円と、600000円との違い??と言っていいのかな?何かの参考になればと思います。

ただ、この記事は、
1983年までのsuper adamasと、adamasⅡとの比較ということですので、
現在生産されているものとは、全く別物の比較であるということを特記しておきますね。

現在のものは、この当時のものとは全く違う内容になっていますので、
生のサウンドなどにこだわる方々、是非、1983年までのadamasを探してみるようにオススメいたします。
by artwing | 2012-06-19 07:55