「良い音」の果てしない追求!

2月29日(水)アコバトル松本の初回が、松本市のGNU 2ndにて行われまして、
今回は 僕は、音響オペレートということで入らせていただきました。
さすがに、初めての現場ということがあって、会場のキャパ、反響音の特性、などなど
かなり難しい現場でしたが、やりようによっては、今後の発展にも生かせるアイデアがいろいろうまれてきました。

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モニターの種類と位置関係、エフェクトの使い方、マイクの特性を考えたセッティングなどなど
今回は原点に立ち返って良いサウンドとはどう作ったら良いかというのを考える良いきっかけとなりました。
僕らは、1998年にTamikoさんがラブアースネットワークというのを立ち上げて、
音楽活動がスタートしたのは、1999年。
ここから、独自のコンサート活動や、レコーディングなどをやりだしまして、早13年。
ラブアースネットワークが立ち上がってからは14年となります。

Tamikoさんの歌が認められ、元キングレコードの方にスカウトされたのは、2002年の暮れ。
初めてのプロとしてのコンサートは、2003年プラネタリウムの中でのコンサートでした。

2005年には、ARTWINGLABELが発足。全国にCDを発売することが可能となりました。

僕は、とにかく音楽関係のことは、何でもやらないと進んで行かない状況でしたので、とにかく分からないことも
勉強勉強の繰り返しで、ミキサーの使い方、リミッターの使い方、コンプレッサーとは何?スピーカーとパワーアンプの相互関係と相性、スピーカーのメーカー別特性、マイクの特性、コンデンサーマイクのメーカー別のサウンドの違い、ダイナミックマイクの機種別使い方、などなど、まだまだ勉強の繰り返しなのであります。
そうそう、音ってのは、場所が変われば音も変わるのであります。

機材だけの問題では無く、会場によって音が違う。
たとえば、野外みたいなところでスピーカーを鳴らすのと、会場の反響音がある中でスピーカーを鳴らすのと
同じ機材とは思えない差がでるのであります。
良く、ライブハウスのことをハコと言いますが、ハコ鳴りってギターとかで言う言葉がありますが、
会場も楽器の一部となって音を構成する大きな役割を果たしているのであります。

今回取り上げようと思ったのは、ミキサーなのです。
最近のミキサーは、機能性などに富んで、ものすごい活用出来る幅を持たせてありますね。
驚いてしまいます。
ところが、それだけで判断は出来ません。
以前にレコーダーのことで書きましたが、AD/DAコンバーター的なもの、アナログミキサーではそうは言わないかもしれませんが、
ミキサーによって音が違うのであります。
うちのメイン卓は、Fostex LR16というデジタルレコーディングミキサーなのであります。

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このミキサー、何がスゴイって、何と、ライブで演奏したチャンネル別にマルチトラックにてレコーディングしてしまうミキサーなのです。
ライブを後から編集して、ライブ盤が出来てしまうというスゴイ奴なのであります。

レコーディングされた音源を聴いてみると、これが、SN比が非常に良い。いわゆるシャーっていうヒスノイズが
レコーディングレベルが小さくても入りにくい。
便利ですね~これは。

で、ですね、

そこからが本題!!

このミキサー、もちろんPAでも力を発揮するのですが、レコーディングするという目的がありまして、
その分、現場のPAのサウンド作りに特化したミキサーと比較すると、どうしても作り込みがもう少し深いところまで行きたいってわけです。

サウンドはかなり良いものが出来上がるのですが、ここは、PAに特化したミキサーをやはり一台持っていたい!
それなら、マッキーの1604-VLZ Pro
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このミキサー、サウンドはとても良いですね。機能的にさらに奥行きが欲しいってところなんです。


で、またまた、僕は狙っています。

ALLEN & HEATH WZ3 16:2 W31622/X

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ALLEN&HEATHとは

昔あこがれたメーカーってのは今でもどっかで欲しくなるのかな~
アレン&ヒースと読みます。

最近は、音響さんも結構割安ということで、デジタルミキサーに変わっている現状がありますが
僕も、デジタルミキサーは、レコーディングに使っているEDILOLのM16DXが2台ありますが、超お気に入りです。

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こんな使いやすいオーディオインターフェースはありません。っていうか、完全に飼い慣らした感じです。

ところが、これをPAに使おうとすると、デジタルだけに、いろんなボタンが機能を兼用している状況があったりして、サッサーと処理が出来ないのです。
たとえば、AUX1とAUX2のつまみが同じつまみを兼用しているとかですね。

で、PA用のデジタルミキサーは、ちょっと良いのになると50万円~80万円くらい。
たとえば低価格で絶賛とか言われているデジタルミキサーYamaha O2Rなどは、約60万円くらいです。

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ね、庶民的には、これが低価格とはとても言い難い状況でありまして、僕も含めて。

で、このALLEN & HEATH WZ3 16:2 W31622/X
このミキサー、O2Rを使っている人の中でも予備のミキサーとして同じくらい音が良いと絶賛されているのですね。
これ、何がいいかっていうと、やはりプリアンプの良さと心臓部のクオリティの良さかなと思います。

またミキサーを買い換えて行きたいと思います。

LR16と、WZ3があれば、かなり強力かなと思っています。

ウクレレ、使ってないの売ろうかな~
by artwing | 2012-03-03 10:21

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