FostexLR16デジタルミキサーの環境が整いました。
2010年 06月 17日
FostexLR16です。

今日までに、LR16のミキサー部と、接続部&レコーダー部、
このラックケースへのマウントも完了しました。
接続部には、いままでのエフェクトも一緒にマウントしました。

で、特徴的なところから、検証していきました。
まずは、このデジタルミキサーは、2つの機材がドッキングして
初めて、本領を発揮するというものでありまして、
ミキサー部と接続部が別々の機材になっていまして、
それを、イーサネットケーブルというものでつなぐわけです。
もともと、イーサネットケーブルというのは、LANケーブルの一種で、
そのイーサネットケーブルの中でも、カテゴリー5という種類のものを
使用するということになっています。
付属のイーサネットケーブルは、50センチ。
この様に、上下にセットするときには、この50センチを使用して使います。
あとは、この接続部をステージ側にセットして、客席側で、このミキサー部をセットしてオペレートする場合、
この、イーサネットケーブルは、50メートルまでのばすことが出来ます。
それで、今回、早速50メートルのイーサネットケーブルを購入。
接続してみました。

やっぱデジタルですね~
50センチも50メートルも全く変わらないですね。
それと、丁度、エフェクトは内蔵されていまして、1系統使えます。
ですが、ミックスして外部のエフェクトを使用出来るので、今回は
この接続部のラックに、今まで使用していたTCエレクトロニックの
M350というリバーブを一緒にマウントしました。

このEFFSendというところに、ホーンジャックを差し込み、
エフェクトの入力へ、
そして、エフェクトの出力から、チャンネルに返します。
今回は14Chに返しています。

この接続部はキャノン入力とホーン入力とどちらでも対応出来る
形式になっていますので、とても便利です。
こうして、エフェクトは2系統操作できるようになりました。
また、このCDなどを入力出来るこの赤白のピンですが、
これもまた、デジタルならでは。

この入力の音量調整は、どのチャンネルを操作したら可能になるか
というのを、接続部の操作でアサインすることが出来るようになって
います。
現在は、15、16Chがこの赤白のピンの入力を操作出来るように
アサインされています。
CDをこのピンに入れて、丁度15,16Chを操作すると音量とかも
操作出来るので、カラオケでもこのミキサー部から流して、モニターも返すことが出来るってわけ。
オグジュアリーは3系統。モニターの出力に使います。

また、グループアウトも4系統、このグループアウトをメインアウトに
使用することも可能。

レコーディングは、ミキサー部のスイッチでレコーディングをスタート
させることが出来ます。
あとレコーディング時ですが、ハードディスクの容量が80Gなんですが
全部WAVですから、結構くうんですね。
ですから、3トラック同時レコーディングですと、約1時間ちょっとでいっぱいいっぱい。
可能なら、めいっぱい3本くらいライブが録れるとベストだけど
そうは言っていられませんね。
とりあえず、1本ライブが終わったら、PCに音源を落として、
再度、次のライブでレコーディングってことになるかもですが、
かなりクオリティの良い録音が出来そうです。
レコーディングしたら、今度はミキサー部のソースというところを押すと、各チャンネルことに、再生モードに切り替えて即再生出来るわけ。

まずは、コンデンサーマイクをつないで、また、ダイナミックをつないでと、いろいろ試しました。
なかなか良いサウンドでしたよ。
丁度、ファインビューなどのセッティングは、
一番下にパワーアンプのユニット、その上に31バンドイコライザーのユニット、その上にこの接続部、その上にミキサー部という4つのラックを積み上げて、後ろを短いケーブルでつなげばすぐにセッティング完了ですね。
これは早いと思いますよ。
マルチケーブルもこれで使わなくなりますから、
これからの現場はかなり効率化出来るかと思います。