新しいギター K.YAIRI KYF-1Eの検証

雅音人のニューギターとして加わったこのギター、
K.YAIRI KYF-1E

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K.YAIRIのカタログはこちら

実は、このギターは、ピックアップを通して外に出す、エレアコとしての専用のギターと言っても
良いと思います。っていうか、このボディーの薄さは確実にそうですね。

そんなこともあって、ハウリング対策もあり、トップは、スプルースの合板なんです。
サイド、バックもプライウッドの合板。
オール合板という、珍しい?ギターなんですが、ピックアップから出す為のギターというのは、
よくこの手のものが使われます。
振動を極力減らして、ハウリングが起こらないようにするんですね。

何と言っても、形が美しくって、アンティークな匂いがして、いいですよね。

で、一番重要な、サウンドはどうか。
それが書きたくて、こんな、「検証」なんて名前のタイトルを付けてしまっているんですが、
レコーダーで、このギターを録ったりして、いろいろ試してみました。

このギターが積んでいるピックアップは、何かから行きましょう。

カタログには、無いのですが、Fishmanのピックアップで、classic4 Deluxeというのを積んでいます。
これは、ピエゾなんですが、プリアンプがサイドに付いていまして、
Brilliance Treble Middle Bassという4つのイコライザーが付いています。

その取り扱い説明書がサイトにありました。
コレです。

こちらの、Finger Style というのにセットして、先日のファインビューは演奏してみました。

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とてもクリアーで、低域は包み込むようにあり、高域もそれほど強烈には強くなく、
サウンドホールが無いギター特有のサウンドだって感じられました。

これ、どこかで聴いたサウンドだな~って思ってましたが、
よく似てるのを思い出しました。

気のせいかもしれませんが、
昔の、初期型の、オベーションのアダマスに良く似ているように感じるんです。

あのプチプチした感じやら、低域の出方や、高域のクリアー感が良くにている様に感じました。

実は、僕はあの1980年代当時の松山千春がひいていた、オベーションのアダマスのあのクリアーなサウンドが、どうやって出来ているのか、分からないままに、とってもあこがれていたんですね。

そこで、僕もいつかは、マーチンっていうよりも、しばらくの間は、オベーションのアダマスが欲しかったんです。
だけど、高くて手が出ませんでしたが、
アダマスⅡというのを手に入れたんですね。
しかし、これが、あのアダマスの音とは違う。ピックアップが変わってしまったからなのか?
全然別物の音で、ざらざらしていて、とてもあのクリアーなイメージとは違うサウンドだったんですね。

それで、残念ながら、暫く使っていましたが、売ってしまいました。

もう、遥昔の話しです。

だけど、こんなところに、こんなサウンドのギターと巡り会えるなんて、
本当に、ありがたいです。

暫くは、このサウンドに浸りながら、各コンサートで弾いて行こうと思います。
辻スペシャルとともに、雅音人のニューギター、KYF-1Eも
よろしくお願いいたします~
by artwing | 2010-05-24 20:19

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